2022-10-01 感情の行く末 金木犀の香りが、息をする度に飽和する。愛をしているのだと、今日も思った。 好きだという感情を抱くことはとてもとても、あまりにも簡単で宗教めいてしまう程に純粋で、切なもので、「加賀楓」という文字列だけで、愛ができてしまう。 愛おしさをかき集めては空を見て、季節はそこにあって、今年の秋が作られていく。夜の香りと自分の香水、金木犀、電車の中で読んだ小説、そうやって美しいものばかり、記憶になる。 だいすきな子が今日を思い出にしてくれる、そんな毎日だ