2022-01-01から1年間の記事一覧

最後

たった2文字がこんなにも重たいなんて、知らなかった 分かったつもりになっていて、でも本当はなにも分かっていなかったのだとまた、思い知ってしまう。これからもきっと分からないままなのだ、ということも。 「また会える?」と聞くと、彼女は困ったように…

感情の行く末

金木犀の香りが、息をする度に飽和する。愛をしているのだと、今日も思った。 好きだという感情を抱くことはとてもとても、あまりにも簡単で宗教めいてしまう程に純粋で、切なもので、「加賀楓」という文字列だけで、愛ができてしまう。 愛おしさをかき集め…

忘れられない夏の痛みさ

大好きな人を愛したままで、簡単に生きていけると思っていた。 赤い花を見る度に心の奥がきゅう、と痛むこの感じはいつまで続くのだろう。 永遠は無いと教えてくれたのは彼女だった、それでもわたしは2022年の夏を、この痛みも愛しさも大好きも瓶に閉じ込め…

きっとこの景色をおぼえている

最初で最後のFCイベントになっちゃったな、と始まる寸前にふと思った。もっと早く出会いたかった、とかもっとたくさん会いに行けばよかった、とか後悔ができるのはきっとそれだけ好きだからで、だからそれは悪いことではないと知っていて、それでもやっぱり…

泣いてしまう

笑って、残された時間を楽しまなきゃいけない。 分かっていても、それが、それだけが、残酷なまでに難しい。 笑っているところを見ると泣いてしまうよ、いつだってそこに在るはずのない永遠を感じてしまうから。 これは「好き」を利用した依存だ、と分かって…

事の顛末

「最後の一撃はそっと 私の頬を優しく撫でて」 少女のつづき/ポルカドットスティングレイ 推しが、卒業する。 時間って止まるんだな、と思った。 いつも通り推しがかわいい〜ってばかみたいなツイートをして、少し目を離して、Twitterを更新した瞬間に目に入…